乳がんの教科書

アジア女性とスイーツ

これまで、アジアの女性は西欧の女性と比べて、
乳ガンが少ないと言われていたそうです。

 

ところが、みなさんもご存知の通り、
近年は日本でも乳がんを発症する方が増えています。
それは一体、なぜなのか??

 

一概に、「これだけが原因だ」と限定することはできませんが、
この現象には食生活の西欧化が原因であると考えられています。

 

例えば、乳がんを誘発する要因として指摘されているのが、「スイーツ」
ケーキ、クッキー、シュークリーム…みなさんも好きですよね^^
筆者も甘い物には目がないので、ついつい手が出てしまうのですが…。

 

このスイーツや肉類中心の食生活が、
閉経後の女性の乳ガンの発症リスクをかなり増加させる
ということがある研究から明らかになっているんです。

 

これは、Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention という
学術雑誌に掲載された研究。
女性によって自己申告された食事習慣から、
女性を「 肉-スイーツ」 食パターンと
「 野菜-大豆 」 食パターンの2つのグループに分類し
その影響を見るという研究です。

 

この結果、スイーツや肉を好む「西洋スタイル」の食事と
乳がんの発症率との間の関係性が顕著となったのです。
特に、閉経後の太った女性に顕著であることが分かりました。
(肥満の女性の多くが、「エストロゲン受容体」が過剰なタイプの
乳がんに罹患しやすいという報告があります)

 

ちなみに、 「 肉 - スイート 」 食パターンとは、
様々な肉類や菓子、デザート、白パン、牛乳といった内容の食事を指します。
「 肉 - スイート 」 食パターンの女性は、
「 野菜 - 大豆 」 食の女性より、
乳ガンの発症リスクが 60 %も高いといいますから、
スイーツを食べるのがちょっと怖くなってしまますよね…汗

魚の乳がん予防パワー

スイーツと肉類に偏った食生活が、
乳がんの発症率に多大な悪影響をもたらすことはすでにご紹介した通り。

 

その一方、魚を多く食べる人は乳がんにかかるリスクが低いことも分かっています。
これは、愛知県がんセンター研究所による調査結果から明らかになったこと。

 

魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)や
EPA(エイコサペンタエン酸)等の不飽和脂肪酸が、
乳がん予防に関与していると考えられているのです。

 

また、低脂肪食の食事をしたグループは、
食事指導を受けなかったグループに比べて
乳がんの再発リスクが約20%減少したという報告もあります。

 

これらのことを踏まえて考えると、肥満につながる脂肪過多、
肉類中心の食事を避けることが乳がんの予防に効果的であることが分かります。

乳がんと食生活

乳がん予防効果のある食事について調べていると、
「スイーツはダメ」「パンはダメ」
といった記述をよく目にします。

 

でも、一体、なぜスイーツやパンがダメなのでしょうか。

 

これは、体内に入ったとたんに糖分となる食物は
がん細胞に栄養を与えてやることになってしまうからです。
がん細胞は炭水化物(いわゆる糖分)をエネルギー源として増殖してしまうため、
スイーツや甘い菓子パンなどは
乳がん細胞を元気にさせてしまう可能性があるんです。

 

一例として、PETスキャンとい装置を考えてみましょう。
がん発見のために使われる最新の装置ですが、
これは体内の糖分を探知するもの。
要は、体内の糖分を探してがん細胞が増殖している場所を突き止めるのです。

 

ですから、スイーツや菓子パンをはじめとする「甘いもの」は避けるのが無難。

 

とはいえ、ストレスを溜め過ぎるのも
がん予防には良くありませんので、ほどほどに。

 

何でもバランス良く食べましょう。