乳がんの教科書

乳がんの検診は何科で受ければ良い?

30代を目前にして、
「そろそろ乳がんの検査を受けてみようかな」
と思っている方も多いことでしょう。

 

でも、初めての時は色々と疑問な点も多いですよね。
そもそも、乳がんの検査を担当しているのは何科なのでしょうか。

 

「女性の病気だから、やっぱり婦人科じゃないの?」
という声も聞こえてきそうですが…。

 

「何科か」という答えを先に言いますと、主に乳腺外科か外科です。
つまり、このいずれかがなければ乳がんの検査ができないのです。
検査に行く病院を選ぶ段階で、
「この病院には何科があるのか?」
という点に注意して探すと良いでしょう。

 

インターネットでも、「乳腺外科 地域名」で検索すれば、
その地域で乳腺外科のある病院がヒットすると思います。

 

また、地域にもよりますが、年齢に応じて
「乳がん検診を受けましょう」という通知が届きます。
※地域によって対象となる年齢が異なる場合がありますので、
詳細はお住まいの地域の役所に問い合わせてみてください。

 

この通知書には乳がん検診を受けられる病院の一覧表が入っているようですので、
参考にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、この通知を持って行くと検査費用がかなりお安くなるようです♪

乳がんの治療は何科が担当?

乳がんの検査は、乳腺科や外科が担当。

 

では、治療は?

 

多くの病院では、検査と同様、「外科」「乳腺外科」が担当となります。

 

今でこそ、「乳腺外科」という名前は一般的となっていますが、
数年前までは「乳腺外科」という名称はほとんど使われていませんでした。
これは、国が定める「標ぼう科目」としては認められていなかったためです。
つまり、病院の看板や電話帳などに「乳腺科」と表示することができない
決まりになっていたために、患者側からはほとんど知られていなかったのです。

 

2011年現在のように「乳腺外科」が
一般的に使われるようになったのは2004年10月から。
厚生労働省が、日本乳癌学会に対して「乳腺専門医」の表記を認めたのです。
この改訂により、
「その病院に乳がんの専門医がいるかどうか」
という事が非常に分かりやすくなったといえます。

 

※「乳腺外科」という科がないからといって、
その病院に乳がんを診れる医師がいないとは限りません。
まずは、病院の問い合わせ番号に電話をして、
「乳腺の専門医がいるか」
「乳がんは何科の医師が担当しているのか」
を聞いてみましょう。

 

乳がんの治療は、経験症例の多いベテラン医師に担当してもらうのがベストです。
最初の病院選びで、予後が決まるといっても過言ではありません!!

乳房の再建手術は何科で受けられる?

乳がんで乳房の全摘手術を受けた場合。
または、乳房の一部を摘出した場合。

 

その時は「命が優先だから」と割り切って決心をしたつもりでも、
時間が経つにつれて
「切らなければ良かった」
「形が気になる」
…と色々と納得できないことも出てくるハズです。
そして、そんな方の多くが、乳房再建手術に踏み切っています。

 

ところで、乳房の再建手術は何科の医師が担当するかご存知でしょうか?

 

「乳がんの検査も治療も乳腺科だから、再建手術も乳腺科じゃないの?」
と思うかもしれませんが…、

 

正解は、「形成外科」!

 

手術費用は、
「胸に人工物を入れるか」「自分の組織を使うか」
によって異なります。

 

前者の場合はソフトコヒーシプシリコンなどの人工物を入れることになりますが、
これは日本ではまだ認可されていないもの。
医師を介して個人輸入することになり、
総額で数十万〜100万円程度の費用は覚悟しておいたほうが良いでしょう。

 

一方、 自分の組織を使う場合には保険が適用されます。