乳がんの教科書

マンモグラフィーって何?

乳がん,マンモグラフィー

乳がん検査ですっかりおなじみとなった「マンモグラフィー」という検査。

 

ピンクリボン運動の効果で、
若い女性も積極的にこの検査を受けるようになったようですね。

 

マンモグラフィーとは、簡単に言ってしまうと、レントゲン検査のことです。
2枚の板の間に乳房を挟み、
ぎゅーっと圧迫して乳房を平らにして撮影します。

 

筆者もこれまでに3度ほど受けたことがありますが、
バストのサイズに自信がない人にとってはちょっとむなしくなる検査ですね(笑)。
バストが大きい人はいくらでも伸ばしたり挟んだりできるのかもしれませんが、
はさむほどのバストがない人にとっては…。

 

技師の方が一生懸命にバストをこねて⇒伸ばして⇒
板の間に挟もうするんですが、これがちょっと痛いんですよね。
生理前のちょっとバストが張っている時は余計に痛いと思いますので、
マンモグラフィーを受けるなら生理前は避けたほうが良いと思われます。


マンモグラフィーの目的は? 

マンモグラフィーは、乳腺専用のレントゲン検査。
簡単に言うと、乳がんのしこりと、正常な乳腺との差を見ています。

 

しこりがある部分は白く映し出されるのですぐに分かります。
乳がんの特徴は、ギザギザしたいびつな形。
「スピキュラ」とも呼ばれているようです。

 

また、マンモグラフィーの最大の特徴として、
触診では分からない大きさのしこりを見つけられるという点が挙げられます。
これらのしこりは「石灰化」と呼ばれるもので、
乳がんが原因でできるものもあれば、繊維線腫によるものもあります。

 

乳がんによる石灰化かどうかを見分けるには、
その“形”が一つの目安になります。
針のように細い線状であったり、
大小さまざまな形をしている場合は乳がんの石灰化である可能性大! 
がんが乳管内にとどまっている
「非浸潤がん」の可能性が高いといえるでしょう。

 

がん細胞が増殖して乳管の内腔に密集してくると、
徐々に中心部分のがん細胞には栄養が行き渡らなくなってきます。
結果として、これらのがん細胞は壊死するわけですが、
この死骸にカルシウムが沈着することがあります。
これが石灰化と呼ばれる現象です。

 

ちなみに、発見された石灰化のうち、
乳がんによるものは約2割というデータがあるようです。

マンモグラフィーの特徴

すでにご紹介した通り、マンモグラフィーはレントゲン検査の一種。
当然、気になるのは「被爆線量」です。
一部のメディアでは、
「マンモグラフィーでの被爆自体が乳がんの原因になるのでは…」
とも言われているようですが…。

 

実際は、そこまで神経質に心配する必要はなさそうです。
1回のマンモグラフィー検査で浴びる被曝線量は0.05〜0.15ミリシーベルト。
普通に生活しているだけでも、自然に、
年間2.4ミリシーベルトの放射能を浴びているといわれていますので、
それほど気にする必要はありません。

 

※妊娠中もしくは妊娠が疑われる方は、避けることをオススメします。

 

ところで、気になるマンモグラフィー検査の効果ですが…。
早期発見に役立つのは確かですが、実は万能ではありません。
乳腺の発達が著しい女性の場合は、乳房全体が白く映ってしまうために、
乳がんがあっても発見が難しくなってしますのです。
このような人には超音波検査が向いており、
マンモグラフィと併せて超音波も受けるように指導されるようです。

 

機械にも、人間と同じように(笑)得手・不得手がありますので、
上手に使い分けることが大切です。