乳がんの教科書

超音波検査とは?

乳がん,超音波

数年前、年に1度は乳がん検査を受けようと心に決めた筆者ですが、
いつもマンモグラフィーばかりで、
実は1度も超音波検査を受けたことがありません。

 

前回受けた際に、
「乳腺が発達していて画像が見にくいので、
次回からは超音波検査も併せて受けるように」
と言われたため、次回は受けてみようと思っているのですが…。

 

超音波検査とは、いわゆるエコー検査のこと。
お腹の中の赤ちゃんの様子を映し出す、アレです。

 

簡単な仕組みとしては、乳房に超音波を当て、
反射波を画像化するというもの。
そもそも超音波とは、「人間には聞こえない高い音」のことを表します。

 

この高い音を、プローブと呼ばれる装置から発し⇒
反射して返ってきた超音波を再びプローブで受け止め⇒
その反射波を解析⇒
2次元画像に白黒の色の濃さとして表示します。

 

これによって、触診では発見できない小さな乳がんのしこりを
見つけることができるのです。

 

マンモグラフィのような痛みはないようなので、
検査自体は超音波のほうが楽チンなのかもしれません。


超音波検査の様子

「痛くない」と言われても、やはり検査は検査。

 

「どんなことをされるんだろう」
「本当に痛くないのかな」
「乳がんだったらどうしよう」
「本当に乳がんを判別できるんだろうか」

 

…と、色々な不安はつきものです。

 

実際のところ、検査そのものは非常に簡単なよう。
検査を受ける人は、基本的に仰向けに寝ているだけでOKです。
乳房にゼリーを塗り、その上を滑らせるように
「プロープ」と呼ばれるセンサーを移動させていくと、
モニターに乳房内部の画像が映し出されるのです。

 

赤ちゃんの検査なら、
「あ!いた!手が見える〜」と気持ちもわくわくするでしょうが、
乳がん検査は
「何かあったら嫌だな」
「何か見つかったらどうしよう」
と気が気ではありません。

 

同じ検査でも、目的が違うと気持ちの持ちようも全く違うものですね(汗)

超音波検査の長所と短所

超音波検査では、しこりの中身を調べることができます。
中身が詰まっている状態であれば、乳がんの可能性が高いのだとか。
つまり、超音波検査で得られる画像から、
その乳がんが良性か・悪性かをある程度は推測できるというわけです。

 

また、しこりが見つかった場合の精密検査でも、
乳房に傷をつけずに細胞の検査をすることができるようになりました。
これは、超音波検査の画像を元に、
細い注射針をしこり部分に刺して細胞を採取する
「穿刺吸引細胞診」が普及したためです。

 

マンモグラフィーとの比較で言うと、第一に、乳腺が白く目立って
しこりを発見しづらいタイプの人の検査に非常に有効だと言われています。
乳腺が発達している若い人のマンモグラフィー画像は、真っ白!
その点を補っているのが、超音波検査なのです。

 

また、レントゲンであるマンモグラフィーとは違って
放射線を浴びるリスクがないため、
身体に悪影響をもたらさないという利点もあります。
これなら、何度検査を受けても安心ですよね!

 

ただし、短所もあります。
小さな石灰化を見つけるという能力では、
超音波検査はマンモグラフィに劣ってしまうのだとか。
確実に乳がんを見つけるためには、どちらか一方ではなく
両方の方法を組み合わせて検査することが大切だと言えるでしょう。