乳がんの教科書

いろいろある! 乳がんの民間療法

がんは、誰もが罹患し得る病気。
しかし、何度も再発を繰り返す人もいれば、
がんとは無縁の一生を送る人もいます。

 

再発している人からしてみれば、
「なんで自分だけ?」と、
自分の境遇を呪いたくなってしまうのも無理はありません。
神にもすがる思いで、あらゆる民間療法を試している方も多いことでしょう。

 

乳がんの民間療法には様々な種類があります。
筆者の母も、乳がんの手術の後、
親戚や知人に勧められるがままにいくつかの民間療法を試しました。
その効果なのかどうかは証明できませんが、
発症から3年目の春を健康な状態で迎えることができています。

 

乳がんを改善する効果や安全性について
科学的に証明されていない方法も多いですが、
ここでは、母が試した民間療法の一部を紹介しましょう。

例えばこんな民間療法があります

★朝一杯のニンジンジュース
無農薬のニンジンを使って自家製ジュースを作り、
毎朝、コップ1杯飲むというシンプルな健康法です。
…といっても、普通のジューサーでは効果は半減。

 

野菜の酵素を壊さない、「低速ジューサー」がおススメです。
(30,000円近くしますので、決して安い買い物とは言えませんが…)

 

ニンジンジュース健康法は近年話題の健康法で、
「がんが治った」
「体調が良くなった」
「便秘が改善した」
「肌がキレイになった」
…と、口コミ評価も上々。

 

ニンジンをはじめ緑黄色野菜には、身体の消化や代謝を助けてくれる
「酵素」が非常に豊富に含まれているのですが、
酵素は非常にデリケートなため
熱などの衝撃に弱く、壊れやすいという性質があります。
一般的な野菜ジュースなどは、
製造の過程で酵素が壊れてしまうことが多いのですが、
低速ジューサーで自作すれば、
素材の酵素をそのまま摂取することが可能!
これが、健康に良いらしいのです。

 

 

★サプリメント
民間療法で多いのが、「健康に良い」という謳い文句のあらゆるサプリメント。
プロポリス、ロイヤルゼリー、フコイダン、アガリクス、メシマコブ、高麗人参…。
様々な商品が出回っていますよね。

 

筆者の母は、乳がんを発症する前から20年近く、
プロポリスを飲んでいました。
乳がんの手術後も継続していたのですが、ある時、

 

「プロポリスやロイヤルゼリーには
女性ホルモン(エストロゲン)類似の作用がある」

 

という記事を見つけたのです。
そのため、長期間の服用は乳癌再発のリスクが否定できないのだとか…。
それ以来、飲むのを止めているようです。
少しでも再発のリスクがあるものは
身体から遠ざけるに越したことはありませんからね!

民間療法の安全性は大丈夫?

医師の診断を信じていないわけではありませんが、
「普段の生活の中でできることを試したい」
「もう病院に行かずに済むように、効きそうなものは試したい」
…といった気持ちから民間療法を試している方も多いことでしょう。

 

しかし、これほど広く用いられているにも関わらず、
民間療法の効果について臨床試験で
しっかり調査されたものはほとんどないようです。

 

鍼灸と漢方の類の民間療法を受けている方の中には、
効果があるかどうかも分からない施術や薬に、
毎月数万円も投資しているという方も…(保険は適用されません)

 

最近では、カウンセリングや「がんを退治していくイメージのCD」を使って
がん治療を行うという療法もあるようですね。(サイモントン療法

 

何を信じるか、どんな情報を頼りにするかはその人の価値観次第ですし、
賛否両論あるでしょう。

 

しかし、そういった民間療法の中には、
病院から処方された薬との相性が悪いものや
かえって乳がんの再発率を上げてしまうリスクのあるものもあります。

 

「色んな方法を試してみよう!」という前向きな姿勢は大切ですし、
そのモチベーションが生きる力にもつながりますが、
貴重なお金と時間を無駄にしないためにも
何か新しい治療法を試す前には必ず主治医に相談しましょう。