乳がんの教科書

乳がんの病院選び

乳がんに限らず、どんな病気でも、
治療のスタートは「病院選び」ということになります。

 

診断を受けるのも病院、検査や治療を受けるのも病院、
入院して手術するのも病院…。
乳がんと病院は切っても切れない関係性にあるのです。

 

ところが、それだけ重要な関係性にありながら、
最初の病院選びを慎重にできていない方も多いよう。

 

特に、地方に住んでいる方は、
「近いから」「ここしか病院がないから」といった理由で病院を選んでしまいがち。
近いという理由だけで検査を受けた病院や、
そこで紹介された病院でそのまま手術まで…
という方も少なくないと思います。

 

しかし、病院によって治療方針は違いますし、
結果的に乳がんの予後も違ってきます。

 

では、そもそも、どんなことを基準に病院を選んだら良いのでしょうか?

病院を選ぶポイント

●乳がんの「5年生存率」が高い病院を選ぶ
5年生存率とは、読んで字のごとく、5年後に生きている確率のこと。
5年生存率を見ることによって、
その病院に優秀な専門医がいるのかを伺い知ることができます。

 

※5年生存率は統計ですので、
ある程度の症例数がなければあまり参考になりません。
生存率に加えて、症例は何件あるかも
忘れずにチェックするようにしましょう。

 

 

●乳がんの治療件数が多い病院を選ぼう
治療件数が多いということは、すなわち、
それだけ医師が乳がん治療の経験を積んでいるということです。
乳がんの手術件数が多い病院の方が、
少ない病院よりも生存率が高いというデータもありますので、
この点はぜひチェックしておいてください。
年間100例以上手術をしている病院であれば、専門医がいると考えられます。

 

 

● 乳がんの名医がいる病院は人気!
どんな病気にも、「名医」と呼ばれる医師がいます。
乳がんも例外ではありません。
インターネットで、「乳がん 名医」といったワードを入れて検索すると、
日本各地の乳がん治療の名医の情報が出てくると思います。

 

 

●コミュニケーションを大事にする病院
医療的な「腕の良さ」はもちろんですが、患者の話に耳をかさない
ワンマン医師には安心して治療を任せられませんよね。
医師や看護師がどれだけ患者とのコミュニケーションを
大事にしてくれるかによって、メンタル面での負担は変わってきます。
これは、治療による副作用が出た場合に、
特に実感できることだと思います。

 

 

●その病院の評判はどうか?
今の時代、インターネットで検索すると、
各病院の口コミ評判は容易に調べることができます。
治療の良し悪しを含め、医師やスタッフの対応、
病院の雰囲気についてもチェックしましょう。
ある意味では、コレが一番、大事なポイントかもしれません。

 

 

●通いやすい病院が一番!
どんなに腕の良い医師がいても、
通院に半日もかかる場所の病院に通うのは
物理的にも精神的にも大変ですよね。
お見舞いにくる家族の負担も考えると、できれば
家から無理なく通える範囲内で病院を探すのが無難です。

病院に関する情報収集の方法は?

乳がんの病院を探す情報手段としては、最近はインターネットが一般的。
他にも、本や雑誌、新聞などから情報を収集することができます。

 

また、患者会や医療機関が主催する会合に出席して
体験者のお話を聞くことも参考になるでしょう。

 

氾濫する情報に振り回されないためにも、
医療施設や医療関係者、学術団体などが公開している情報を中心に
情報収集することをオススメします。

 

不明な点があれば、メールや電話で確認すると良いでしょう。