乳がんの教科書

乳がんの手術後に困ること

乳がん,下着

男性にはなくて、女性にはあるもの。
(中には、男性でも持っている方もいらっしゃいますが…)
それが、胸。バストです。

 

乳がんでこのバストを失った場合、まず戸惑ってしまうのが下着です。
全摘手術を受けた場合はもちろん、部分的な切除をした場合でも、
今までと同じ下着は使えません。
皮膚と擦れて痛かったり、
バランスが崩れて正常な方の胸を支え切れなかったりしますので。
とにかく重さの調整が大変なので、
ラインが不自然になってしまうのです。

 

そのため、乳がんを経験した方の中には、
既存のパッドを重ねて縫い合わせて
新しいパットを作って下着に入れている方もいるようです。
ただ、その縫い目が皮膚に当たると痛みやかゆみが出てしまい、
着け心地という観点からは決して良いとはいえません。

 

そこで、新しい下着を購入することを検討する必要が出てきます。
これについては、実際は退院する際に
看護師さんから指導を受けられることが多いようです。
(病院にもよりますが…)
病院の売店にも、図のような乳がん用の補正下着が販売されています。

 

ただし、価格が結構高い!
1枚で1万円近くするのです。

 

退院後にネットの通販などで
もっと安くて着け心地の良い下着を手に入れようとする方が多いようですよ。


乳がん用の下着の見つけ方

乳がん用の下着の探し方としては、まず、
販売店に出かけることが挙げられます。
デパートに入っている大手下着店(例えばワコールなど)で
スタッフさんに聞いてみると、
乳がん用の下着のパンフレットなどをもらうことができます。

 

日本でも乳がんの患者さんが増加傾向にあり、
ピンクリボン運動などの啓蒙活動が盛んに行われている昨今、
各下着メーカーでも乳がん患者用の下着の開発が進められています。

 

筆者も、母が乳がん手術をした後に
乳がん用の下着を探しにデパートに行きましたが、
担当者の方は非常に親切に説明してくれました。
ちょっと値は張りますが、(1万円は超えてしまうようです)
その人の形に合わせたパッドを作ってくれる
オーダーメイドのサービスもあるようなので、
まずはお店で相談してみてはいかがでしょうか。

 

サンプルの一つを触らせてもらいましたが、
大きさ・厚み・肌触りとどれをとっても申し分ない感触でした。
値は張りますが、このパッドを一つ購入しておけば、
手術を受ける前まで使っていた下着を使い続けることができます。

 

筆者を担当してくれたスタッフさんは、
ご自身も乳がん経験者ということで、
言葉の選び方や対応も非常に的確でした。

 

本当に、乳がんでバストを失ってしまう女性は多いんですね…。

乳がん用の下着。どんなのがあるの?

では、乳がんの患者さん用の下着にはどのような物があるのでしょうか。

 

例えば、コチラ
大手下着メーカー「シャルレ」の下着です。

 

「ある程度の重さがないと左右の身体のバランスが取れない」
という患者さんの声を反映して、ボリュームと重さを調整できる素材探しに
徹底的にこだわったパッドが好評です。

 

下着自体も、普通の下着と変わらないオシャレなデザイン。
価格も1万円以下で、比較的リーズナブルです。

 

また、「ワコールリマンマ」からも乳がん用の下着が多数出ています。
放射線治療中に着用する下着なども販売されています。

 

特徴としては、着脱しやすい前開きのタイプ。
デザインもシンプルです。
価格は、5,000円以下で購入できるものが多いようです。